Surrey Foundation Course

こんにちは、お久しぶりとなってしまいました! いつの間にか1カ月が経っていて……時が経つのは早い。恐ろしいです。

唐突ですが、今日は、サリー大学のファウンデーションコース(Foundation course)について。ファウンデーションとは? といった制度については、実は私はあまり詳しくないもっと詳しい人による詳しい情報がたくさんあるので、ここでは、サリー大学のファウンデーションでどんなことをやるのか? について書いていきたいなと思います。

Hello everyone! It’s been so hot here, Tokyo. I cannot live without air conditioner these days. I am writing about what I learnt in Surrey Foundation course, based on my unreliable memory from two years ago.

 

 

◆サリーのファウンデーションコースは3種類◆

サリー大学には学部がたくさんありますが、ファウンデーションコースは3種類(2年前の2015-2016年度、私のときは2種類だけだった)です。

・Business, Economics, Law and Social Science

・Engineering and Physical Science

・Life Science

サリー大学内の「International Study Centre」というところがファウンデーションコースを行っていて、そこのウェブサイトがこちらです。また、そのなかのこちらのページで、ファウンデーションの3つのコースを見ることができて、それぞれのコースのページを開くと、進める学部と進学に必要な成績・IELTSスコアを確認することができます。

私はInternational Hospitality and Tourism Management学部に進むために「Business, Economics, Law and Social Science」のコースで学んだので、以下はそのコース中心の話になるかもしれません。

There are three foundation courses in Surrey: “Business, Economics, Law and Social Science”, “Engineering and Physical Science”, and “Life Science”. You can check each course here, and will find which course is needed to apply for your future undergraduate course. I learnt at “Business, Economics, Law and Social Science”

 

◆授業 どんなことをするのか?◆

「Business, Economics, Law and Social Science」での授業は、「Business」「Economics」「AccountingかLaw」そして「Academic English Skills (Study Skills for University)」の4科目でした。AccountingかLawかというのは進学先の学部によって決まるようで、Hospitality and Tourism Managementに進んだ私はAccountingを。それから、Academic English Skillsというのは、私のときはStudy Skills for University という名前だったのが去年から変わったようですが、内容は同じような感じらしいです。それぞれについて以下、詳しく書いていきます。

 

Busines Studies

【内容】

これは、高校の授業では馴染みのないような内容(ギャグではない)でした。「起業に必要なスキルは?」といった話から始まって、「Business Planを用意することのメリットは?」とや「資金融資の基礎知識」、それから「SWOT analysis」と言ったような、ビジネスで重要になってくるようなコンセプトも学びました。ビジネスやマネジメント系を学ぶのに必要な知識。

【授業形式】

サリーのファウンデーションは十数人ずつクラスに分かれているのですが(と言っても決まったクラスルームがあるわけではないのですが)、その十数人での授業でした。スタイルとしては、だいたいは教室で席に座って先生の話を聞く、高校の授業と似たような形式。パワーポイント使用。とは言え、グループ作業をするような授業もあって、教室に行ったら突然「今日はグループになってこの問題について話し合って、授業の最後に各グループ5分間の発表」と言われたときもありました。そのときは、プレゼン以前にまともな英語も喋れなかったので焦りました……。後期は半分くらい、中くらいのレクチャーホールでレクチャー形式の授業もあった記憶です。

【課題・テスト】

レポート、プレゼン、テストの3種類。レポートは、仮想のケーススタディを渡されて、それについての分析をしました。それと、Apple社について(なぜ成功したか、今後の課題はなにかについて、SWOT analysisを使いながら)を書くレポートもありました。プレゼンは4~5人のグループで、「そのグループで新しくビジネスを始める」というていで、ビジネスプランの発表。どこから資金を得るかといったことも現実的に書くよう言われました。プレゼンの長さは細かくは覚えていないのですが、グループで5分か10分ほどだったはずです。それと、難しかったのがテスト。筆記試験でした。エッセイ形式で書く問題もあり。

 

Economics

【内容】

需要と供給といった、中学・高校でも触れた内容を、もっと詳細に見ていく感じでした。前期はミクロ経済、後期はマクロ経済。

【授業形式】

こちらも、Businessの時と同じような、クラス形式でした。ついでに、このときの私の先生はスペイン人だったり、環境は結構インターナショナルな感じです。EU離脱後はどうなるだろう……。

【課題・テスト】

レポート、プレゼン、テストの3種類。レポートは、コースが始まってすぐ、ひと月したあたりという、まだ英語のレポートの書き方や参考文献の引用の仕方もわからないような時期に提出させられたのが、とてもchallengingで勉強になりました。その時の内容は、「近年の自動車産業のリサーチと、需要と供給の移り変わりについての考察」。他にも、Economicコンセプトの理解度を測るレポートもあって、そこでは「Recoveryとは何か」とか「通貨ポンドが下落すると貿易赤字はどうなるか」といったような質問に対する説明・考察を求められました。プレゼンは、こちらもグループプレゼンテーション。「Derived Demand」や「Composed Demand」などの経済用語を、自分で考えた具体例で解説していくようなものでした。他の科目も同じですが、だいたい一学期につき「課題×2+テスト×1」があり、それで成績が出るような感じです。テストは選択問題や図を描く問題(需要・供給曲線を描くようなもの)が色々混ざっていたような記憶です。

 

Accounting

【内容】

Accountingは日本語だと経理だとか会計だとか簿記だとか……みたいになるようですが、Profit and Loss AccountだとかBalance Sheetといった、Financial Statementsのフォーマットを覚える・理解するのが主な内容でした。

【授業形式】

主に、フォーマットを覚えるための演習。解く時間を与えられて、そのあとで、先生が生徒に聞きながら解説をしていくスタイルでした。でも、先生によって進行は違うらしいです。

【課題・テスト】

テストはそのフォーマットを覚えているかの確認。問題を用意されて、Profit and Loss Accountだとかを書いていく感じでした。一方、レポートもあって、そちらでは「Audit(会計監査)の役割は?」といったような、授業ではカバーしない知識面、Accountingのコンセプトを書かされて、テスト:実践、レポート:知識補充、といったような感じでした。

 

Study Skills for University (Academic English Skills)

【内容】

英語のスキルを重点的に、大学での学習に必要なことを学ぶ授業でした。レポートの書きかた、文献の引用のしかた、ノートの取りかた、長文の読みかた等。これを学ぶ前にすでに他の教科でレポートを書かされたり、そのための文献を読んだりはしているのですが、そういった、「説明を受ける前に自分で調べて書く」のと「説明を受けてしっかり書く」のを巧く同時進行するような設計のよう。

【授業形式】

同じく、クラスでの授業。作業プリントを渡されて授業内容でやったりするのですが、私のときは、問題を解き終わったら隣の人とペアで相談、ということが多かったです。会話はもちろん英語なので、英語を話すのがとりわけ苦手だった(進行形)私は、会話力も少しは磨かれたような。

【課題・テスト】

レポートは、他の教科と違って各学期一つずつでしたが、内容だけでなく「レポートの書き方を細かく見ていく」のが目的のため、「essay plan」、「first draft」、そして「final draft」と、段階ごとに提出し、先生からコメントをもらって改善していくような形でした。テストは、Speaking、Reading、Listening。どの学期にどれがあったかは、詳しくは忘れてしまいましたが……、Speakingはグループディスカッションを先生が採点する形式でした。ListeningはTEDのレクチャー動画、20分程度あるものを見てノートを取り、配られる問題用紙に答えを埋めていく感じ。Readingはあまり記憶にないのですが、普通のReadingだった気がします。Writing技能はレポートで見るようで、それも合わせ、成績はその計4技能で評価されます。

 

以上、サリー大学のファウンデーションコースの教科と内容でした!

また、大学へ進学するのにIELTSスコアが足りないと、IELTSの授業(追加料金なし)に入れられます。スコアが取れ次第、抜ける制度。そして私は最後まで皆勤賞でした。

次回は、ファウンデーションコース在籍時の学校生活、コースの雰囲気等を書いていきたいと思います。