Year 2 Schedules and Modules (Hospitality & Tourism)

こんにちは! 先週から引き続き秋模様のギルフォードです。少し寒いのですが、過ごしやすい気候と言えるのかもしれません。天気予報的には、最低気温が12℃、最高気温が16-17℃といったようなイメージだと思います。あとやっぱり、結構曇っていますね! もう少しぱっと晴れて欲しいような気もします。

そしてサリー大学ではいま、前期Academic Weekの第2週目が終わったところ。グループ課題のグループ決めも進み、ミーティングを始めたりと、大学生活の勉強面が段々スピードに乗ってきたような感覚です。そんなわけで今日は、この大学2年の最初の2週間、私の専攻(Hospitality and Tourism Management)の勉強面のことを書いていこうと思います。

 

Hello! Two weeks has passed since the academic week started, and it is now becoming “university life” in terms of studying; like we have formed groups for group assignments, and I had a group meeting yesterday. So today, I am writing about my (International Hospitality and Tourism Management) second year first semester schedule and the contents of the modules so far. Although it’s only two weeks, I found it’s deeper and more interesting than the study last year. My modules are “Professional Ethics”, “Financial Management”, “Tourism Policy and Development”, and “Economics for Leisure and Tourism”.

In Professional Ethics, the lecture focuses on ethics, which would be necessary to deeply understand tourism and related issues. The assignment reports are designed to find the link between tourism and ethics. Also, Financial Management is linked to “Financial Accounting” which I’ve done last year, but I feel the lecturer talks more management stuffs in addition to the exercise of financial statements. And I am personally pressured and am looking forward to the group assignment of Tourism Policy and Development. The requirements of this group report are to choose one country/region and evaluate the tourism policy. In my group, we chose Japan for the country, and I am excited to find what Japan is trying to do for/through 2020 Olympics. Finally, Economics for Leisure and Tourism has offered fun/engaging seminars for these two weeks. In the first week, we did a game which showed a relationship of demand and supply as a result.

 

◆時間割◆

まずは、今学期の私の時間割。2時間のところは大講義室でのレクチャーで、1時間のところは比較的小さなグループに分かれたセミナーとなっています。

2年 前期時間割
月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
9:00-10:00 Financial Management
10:00-11:00
11:00-12:00 Professional Ethics Tourism Policy & Development Economics for Leisure & Tourism
12:00-13:00
13:00-14:00
14:00-15:00 Economics for Leisure & Tourism Tourism Policy & Development
15:00-16:00 Professional Ethics
16:00-17:00 Financial Management
17:00-18:00

 

結構偏りのある時間割でした。火曜日が忙しい。しかし私はメリハリがある方が好きなので、この時間割は良かったなという気持ちです。時間割によっては授業間が5時間空いているということもあったりで(去年の時間割がそうだった)、そういう時は友達と駄弁ったり図書館で勉強したり買い物に行ったり、いったん自室に戻ったり……割と大学生活は時間割に左右されるような気がします。

そしてサリーでは水曜の午後はどの専攻の人も授業がありません(自由に申し込みができる外国語学習GGAの授業を除く)。パーソナル・チューターの先生との面談が(学期につき1回)入ったりします。他にも、色んな会社がブースをだして卒業後の就職やPlacementの情報を提供するCareers Fairといったのもありました。あとはみんな授業が無いということで、私の予定としては、日本ソサイエティのCommittee Meetingがよく入っていました。

ちなみに、ほぼすべての学部、ほぼすべてのコースで時間割は朝の9時から夕方6時の間に振り分けられていることにはなっています。が、去年は施設の関係などで、夜6時~9時の授業があったという学部の話も聞きました。今年はどうなっているんだろう。

 

また、最近質問をいただいたので、私の1日のスケジュールを書いてみようと思います。日によって色々ばらつきがあるので、実際の予定を、思い出そうとしたら記憶力が悪く昔のことが思い出せないことに気づいたので、昨日と一昨日のスケジュールから。

昨日(金)

8:30 起床

9:30 家を出る

10:00~12:30 グループミーティング(Tourism Policy & Development)

12:30~14:00 グループメイトと学校内のカフェで駄弁る

14:30 帰宅、昼食

15:00~16:00 コース(Professional Ethics)の推薦図書を読む

16:15 家の鍵を作りにタウンに行く

17:15 帰宅、シャワー

18:00~20:00 コース(Professional Ethics)の推薦図書を読んだり

20:00~21:00 夜ご飯を作って夕食

21:00~22:00 特に何もしていない時間

22:00~23:00 コース(Professional Ethics)の推薦図書を読む

23:30 就寝

 

一昨日(木)

8:00 起床

9:00~11:00 趣味のこと

12:00 昼食

13:15 家を出る

13:45 図書館で本を借りる

14:00~15:00 授業(Tourism Policy & Development)

15:00~16:00 授業(Professional Ethics)

16:00~18:00 久々の友達に会ってお土産を渡したり話をしたり

18:30 帰宅

~20:00 ハウスメイトとご飯を作って(というか作ってもらっている間少しの洗い物を手伝って)夕食

~23:00 ハウスメイトとDVD鑑賞

24:00 シャワー

24:45 就寝

 

雰囲気が伝わるか微妙ですが汗、他の日もだいたいこんな感じかなと思います。

とは言っても、私は内気というか引きこもりな方なので、他にはもっと色んなイベントに参加してもっと充実した生活を送っている人もいたり、(一昨日会った友達は「これから(18:00から)3つのソサイエティのイベントに参加するから夕食今のうちに食べとこうと思って」とか言っていました! 忙しい)、スケジュールは結構人それぞれですね。私のスケジュールはあまり参考にならないような気もするのでそんな補足。

 

◆授業内容◆

次に授業のことを書くと、私の前期の科目は4つ、「Professional Ethics」「Financial Management」「Tourism Policy and Development」「Economics for Leisure and Tourism」。第1学年の時は選択科目は無かったのですが、2年では選択科目がいくつか入ってきました。Economics for Leisure and Tourismが私の選択科目です。科目の詳細は、サリー大学のサイト内、それぞれのコースのページで確認できるのでぜひ見てみてください。International Hospitality and Tourism Managementならこのページです。

内容としては、まだ2週が終わったところなので参考になるようなことはあまり書けそうにはなさそうですが、今のところこんな感じと言うのを纏めてみます。

 

Professional Ethics

第1週はEthicsを学ぶ重要性、どうTourism・Hospitality・Eventsに関わってくるのかを、そして第2週は人間の性質について学びました。観光はたくさんの人と関わる産業であり、例えば観光客だけでなく、その土地(観光地)に住む人への影響などもあるだとか、Sustainable Tourismといったコンセプトだとかは1年時にも学んだ内容ではあるのですが、ethicという視点で見ていくのはまた違って難しい。いまこう書いていて、まだ漠然としか掴めていなかったりします汗

人間の性質に関しては、ダーウィンの進化論やマズローの欲求段階説等、おおまかに3種類「biological loots to being ethical」「psychological loots to being ethical」「cultural loots to being ethical」に分けて見ていきました。色々な考えがあってなるほどなと思ったのと、個人的には、ダーウィンの進化論等のbiologicalな問題を、倫理という観点を通して見たことが無かったので、面白かったです。

成績は、個人エッセイ(2000 words)が50%とグループレポート(5000 words)が50%。いずれもethicsとHospitality & Tourism industryの関係がメインとなるような内容です。

 

Financial Management

そしてFinancial Management、今のところは去年(第1学年)のFinancial Accountingの内容と並行しているというか延長戦というか、そんな雰囲気の内容でした(伝わらない)。この授業の先生が新しく博士号を取得したばかりで、去年まで学生と言う立場だったそうなのですが、それ故か細かい部分まで逐一説明してくれて分かりやすい。去年や一昨年(ファウンデーション)Accountingを勉強したときは、実践というか、とりあえず実際にFinancial Statementsを書いて憶えるという感じだったのですが、このFinancial Managementの授業では、share(株)とは何かとかauditorの役割だとかの説明もあって、Financeの世界が見えてきたような気がします。去年一昨年の積み重ねが大事だなと感じました。

成績は、中間テストが30%と期末テストが70%。中間テストはオンラインのテストだそうです。去年のFinancial Accountingの中間テストもオンラインの選択問題でしたが、決められた時間内に好きな場所(自室でも図書館でも講義室でも)でインターネットを開いてアクセスするという形式だったのが新鮮でした。そんな中間試験に関しては、去年は操作の仕方の確認も併せ、模試もあったので安心?かなと思います。

 

Tourism Policy and Development

Tourism Policy and Development、1週目は生徒の自己紹介と科目紹介・課題説明で殆ど時間が終わってしまったものの、自己紹介って大事だな! と思いました。実は1年の時に科目内全員で自己紹介をしたということが無くて、どの国から来た人なんだというのは直接話した人しか知らなかったりしたのですが、この自己紹介で、やっぱり結構インターナショナルなコースなのだ! と実感しました。イギリス、ラトビア、ポーランド、ブルガリア、ギリシャ、コロンビア、ポルトガル、シンガポール、ブルネイ、香港、中国、韓国、日本……やっぱりサリー大学の観光学部は世界中から人が集まっています。

そして2週目には、引退前にサリーでこの科目を教えていたという先生がゲストとして来て、レクチャーをしてくれました。「観光地というのは偶発的なものではなくて、ここを観光地にしようという決断が裏にあるんだ」という話、そしてそこから観光に関する政策の話を聞いたりしました。興味深い。

成績はグループレポート(3000 words)が50%と、期末テストが50%。グループレポートは「国や地域をひとつ選び、そこの観光政策について書く」というものです。「①政府は観光政策を通して何を達成しようとしているか、②現在ある観光政策はどのようにしてできたか、③観光政策の変遷と変遷の理由、④観光政策とplanningの関係、⑤観光政策とplanningはどのように影響を及ぼしてきたか」。私の昔の記事を読んでくださった人には繰り返しになってしまいますが、どの教科でもグループは自分たちで自由に作れます(教科によって人数制限は多少異なってきたりはするものの)。人数が集まらなかったり、どのグループに入ればいいか分からなかったら、先生にメールをして、他に空いている人やグループを探すことができます。

私のグループでは、「国や地域」というのに「日本」を選びました。これから東京オリンピックもあり、観光面・観光政策に力を入れているという話もニュースで見たりするので、課題に取り組むのがプレッシャーでもあり楽しみでもあるような感じがします。

 

Economics for Leisure and Tourism

そしてEconomics for Leisure and Tourism、第1週・第2週は基礎的な内容でした。需要や供給といったような話はファウンデーションや1年時にもやったことではあるのですが、レクチャラーの先生が良いペースで面白く教えてくれるので、まったりと楽しんでいます。

それからセミナーがengagingで面白かった。第1週はゲームをしました。需要と供給を体感できたゲーム。書いていたらわけが分からなく長くなってしまったのですが、せっかくなので下に載せておこうと思います。

ルール

・数人でグループを作って、それぞれ「ホテルの部屋を売るエージェントグループ」と「ホテルの部屋を買う観光客グループ」のどちらかになります。各2グループ以上ずつ
・エージェント役の使命は、「翌日の部屋を売りできるだけ利益を上げる」ということ
・観光客役の使命は「限られた予算の中で翌日の部屋をできるだけたくさん買う」ということ
・つまり、エージェントにとって他のエージェントグループはライバルで、観光客にとって他の観光客グループはライバルです。
・「5日間」あります。
・最初に与えられる観光客の予算は「5日」通しての額です。
・たくさん儲けられたエージェントと、決められた予算でたくさんの部屋を買えた観光客が勝ちです。

 

ケース1

エージェントグループ 観光客グループ
・部屋1つに対するコスト(光熱費等)は£20
・翌日の部屋は5つ残っています。
(観光客グループには秘密)
・予算は£1,000
(エージェントグループには秘密)

 

授業でやったときは、エージェントグループがふたつと、観光客グループがふたつでした。私は最初、エージェントグループ2に居ました。

――1日目

「値段はどうする?」
「コストが£20だからそれ以上にするのは確実だけど……観光客グループがどれだけ予算持ってるかも分からないし、ライバルがどう出てくるかもわからないからね」
「£40とか?」
「えー、うーん、£30じゃない?」
ここで「じゃあエージェントグループの人は、こっそり値段を教えてください」と先生が。そして両グループの値段がスクリーンに表示されます。

エージェント1:£45
エージェント2:£30

それから観光客グループとの売買交渉に入ります。交渉は早いもの勝ち。

観光客1「エージェント2から6部屋買います!」
エージェント2「5部屋しか残ってなくて……」
観光客1「じゃあ5部屋買います」
観光客2「えーじゃあエージェント1から2部屋買います」

――2日目

「ちょっと値段上げよう。ライバルは2部屋しか売ってなかったけど、よく考えたら利益は同じだし。私たちが10×5で、相手が25×2」
「どうする? うーん£40とか」
「ちょっと一気に上げすぎじゃないかなぁ」
「じゃあ£35とか」
そんなグループ内での相談後、先生に値段を伝え、スクリーンに値段を表示してもらいます。

エージェント1:£35.5
エージェント2:£35

観光客1「エージェント2から5部屋とエージェント1から1部屋買います!」
エージェント2「私たちはそれでいいです。5部屋売ります」
観光客2「私たちはエージェント1から5部屋買います」
エージェント1「それだと観光客1には売らずに、観光客2に5部屋売ります」

――3日目

「どうする?」
「いや、もっと上げられるよ。だってライバルは私たちより値段高かったのに5部屋売ってたもん。……いや、観光客グループの予算が分からないわけだけど」
「£38とかにしてみよう」

エージェント1:£38
エージェント2:£38

観光客1「えー、エージェント1から5部屋とエージェント2から1部屋」
エージェント1「観光客1に5部屋売ります」
エージェント2「観光客2とか買わない?」
観光客2「じゃあエージェント2から5部屋」
エージェント2「観光客2に5部屋売ります」

――4日目

「やっぱりもう少し上げられるよ。というかライバルのほうが利益はいま勝ち越してるわけだし……2日目の、£0.5×5分」
「£45にしてみよう」
「挑戦的だね?!」
「いいよいっちゃおう」

エージェント1:£42
エージェント2:£45

観光客1「エージェント1から5部屋買います」
観光客2「エージェント2から5部屋買います」

――5日目

「売れたね! 今ライバルエージェントより勝ち越してる」
「どうする? 値段」
「観光客があとどのくらいお金持ってるかだよね」
「うーん……ライバルは値段を上げてくると思うけど、どうしよう」
「£43.5とか?」

エージェント1:£52
エージェント2:£43.5

観光客1「エージェント2から5部屋買います!」
観光客2「えー、エージェント1から5部屋」

 

そんなゲームでした。以上ケース1からわかるのは、需要>供給だと値段が上がるということ。そして次に、面白いのがケース2。今度はエージェントグループと観光客グループが入れ替わって、私は観光客1グループになりました。

ケース2

エージェントグループ 観光客グループ
・部屋1つに対するコスト(光熱費等)は£10
・翌日の部屋数は∞
(観光客グループには秘密)
・予算は£2,000
(エージェントグループには秘密)

――1日目

「予算が£2,000かぁ……」
「1日平均£400だよね」
「じゃあそれを目安に買っていこう」

エージェント1:£45
エージェント2:£20

観光客1「エージェント2から……部屋はいくつ残ってますか?」
エージェント2「無限です」
観光客2「え、無限? じゃあエージェント2から20部屋買います」
観光客1「うーん、とりあえず私たちもエージェント2から20部屋買います」

――2日目

「お買い得な時にたくさん買いたいよね」
「うん、分かる」
「昨日の値段が£45と£20だったから上げてくるかなぁ……? 値段によっては£400分以上買っちゃってもいいかもだよね。今後上がるなって思ったら」

エージェント1:£12.99
エージェント2:£18

観光客2「エージェント1から30部屋買います」
観光客1「じゃあエージェント1から32部屋で」

――3日目

「部屋が無限ってことは、売れない方のエージェントはお金が入らないってことじゃん」
「ってことは値段を下げてくるのか」
「エージェント的には相手エージェントより低い値段で、かつ少しでも高い値段が理想なんだろうね」

エージェント1:£10.99
エージェント2:15

観光客2「エージェント1から36部屋買います」
観光客1「エージェント1から40部屋」

――4日目

「どこまで安くなるかな?」
「それぞれの部屋にどれだけのコストがかかるか分からないもんね」
「これ以上安くなるかなぁ……」

エージェント1:£12
エージェント2:£15

観光客2「エージェント1から34部屋」
観光客1「エージェント1から29部屋で」

――5日目

エージェント1:£11
エージェント2:£10.5

観光客2「エージェント2から38部屋」
観光客1「エージェント2から37部屋」

 

以上、ケース2からわかるのは、これは需要<供給の状況で、値段がどんどん下がっていくということでした。「需要が供給を上回ると値段が上がって、下回ると値段が下がって」というのは頭で理解するのは難しいことではないものの、ゲームを通じて「本当だ……!」というのが体感できて面白かったです。

と長くなってしまいましたが、Economics for Leisure and Tourismの成績評価は、グループレポートが60%と期末テストが40%。テストはエッセイ式になるそうです。

 

以上、時間割スケジュールと最初の2週間の授業でした! 読んでくださった方にありがとうございます。前期もまだまだこれからなので、授業も課題も頑張っていきたいと思います。